離れて暮らす家族や親戚が亡くなり、遺品整理をするために実家へ戻ったらゴミ屋敷になっていたというケースは珍しくありません。
高齢になるとゴミ捨ても一苦労になってしまい、捨てられず部屋の中にため込んでしまう方が多いのです。
ゴミの処分だけで済む場合もありますが、中には大規模なリフォームを必要とする場合も。
ここでは、ゴミ屋敷のリフォームが必要となるケースやリフォームを依頼した場合の費用相場について解説しています。
ゴミ屋敷にお悩みの方や、ゴミ屋敷のリフォームをお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
こんな時に必要!ゴミ屋敷のリフォームを検討するケース
ゴミ屋敷と一口に言っても、部屋の状態やゴミの量によって作業内容は異なります。
まずは、リフォーム工事が必要となるゴミ屋敷のケースについて詳しく見ていきましょう。
長年ゴミ屋敷状態で部屋が劣化しているケース
数年以上の長期間にわたって部屋がゴミ屋敷状態になっている場合、床や壁の劣化が進んでいる可能性があります。
大量のゴミが積まれていたことでフローリングが沈んでしまったり、生ゴミや飲み残しによって内装に染みが付いてしまったりという場合はリフォームが必要です。
家の中で孤独死していたケース
故人が部屋で亡くなっていた場合、染みやニオイが部屋に残ってしまうことがあります。
通常の清掃では落とせないことが多いため、特殊清掃やリフォームを依頼して対応する形になるでしょう。
特に孤独死が発見されるまでに時間がかかっているケースでは、プロの業者による作業が必要です。
売却する場合はリフォームがおすすめ
上記のようなケースに当てはまらない場合でも、原状回復後に建物の売却を考えているのであればリフォームがおすすめ。
一般的に、ゴミ屋敷の対応としては以下の4つの方法があります。
- 相続を受けた家族が生活する
- 家を売却する
- 家を解体する
- 相続を放棄する
どうしてもゴミ屋敷の処理を行いたくない場合は、相続を放棄してしまうというのも1つの方法です。
しかし、この場合は遺品や預貯金なども相続を受けられなくなるため注意しましょう。
家を残して引き続き生活する場合や、売却・解体を行って手放す場合は室内にあるゴミの処分が必要となります。
また売却する際は、リフォームなどで原状回復工事が行われているかどうかによって買取価格が大きく変わってくるでしょう。
なるべく高値で買い取ってもらいたい場合は、リフォーム後に売却するのがおすすめです。
ゴミの撤去・掃除にかかる料金
ゴミ屋敷の処理は、室内にあるゴミの撤去や掃除と、建物の解体・リフォームの大きく2工程に分かれます。
ここからは、ゴミの撤去・掃除にかかる費用の目安について詳しく見ていきましょう。
自力でゴミ屋敷の片付けを行う場合
ゴミ屋敷の規模や状況によっては、自分たちで作業を行うことも不可能ではありません。
自分で片付けを行う場合、掃除道具や軍手・マスクなどの衛生用品、また粗大ゴミの収集料金などがかかります。
料金の相場としては数万円~十数万円程度です。
ゴミの処分だけ自分たちで行い、清掃作業は業者へ依頼するという方法もあります。
ゴミ回収業者を利用する場合
ゴミ屋敷の清掃業者へ作業を依頼する場合、部屋の間取りによって料金プランが異なることがほとんど。
部屋が広かったり部屋数が多かったりすると費用も高くなりやすいでしょう。
多くの業者では、トラック積み放題でいくら、というお得なパックプランが用意されています。
大量のゴミを効率的に処分することができるので、自力で作業するのが難しい場合は相談してみると良いでしょう。
業者へ依頼した場合の間取り別費用相場は以下の通りです。
間取り | 料金相場 |
---|---|
1R・1K | 30,000円~80,000円 |
1DK | 50,000円~120,000円 |
1LDK | 70,000円~200,000円 |
2DK | 90,000円~250,000円 |
2LDK | 120,000円~300,000円 |
3DK | 150,000円~400,000円 |
3LDK | 170,000円~500,000円 |
4LDK以上 | 220,000円~ |
業者を利用するメリットとしては、ゴミの分別や梱包、大型家具・家電の搬出作業などをまとめてお願いできるという点が挙げられます。
ある程度の費用はかかりますが、一人暮らしの女性や高齢者の方には負担の大きな作業になるため、業者へ依頼してしまった方がスムーズです。
最近は女性スタッフが在籍している業者も多く、安心して依頼できるでしょう。
家屋の解体・リフォームにかかる費用
続いて、建物の解体・リフォームを依頼した場合の費用相場について解説していきます。
まず解体にかかる費用ですが、こちらは標準的な一戸建ての場合で120万円~150万円程度となります。
解体費用は坪単位で計算されることが多く、1坪あたり4~7万円が目安。
建物の構造やアスベストの有無などによっても料金は変わってくるので、一度業者へ問い合わせて見ると良いでしょう。
また業者が解体に必要な重機を所有しているのか、別の業者と提携しているのかという点も重要です。
ワンストップでない業者を利用すると仲介料などが余分にかかってしまうので、なるべく自社で解体作業を行っているゴミ屋敷清掃業者を選びましょう。
解体ではなくリフォームを行う場合は、リフォームする箇所によって費用が異なります。
主な項目と費用相場は以下の通り。
リフォーム箇所 | 料金相場 |
---|---|
外壁・屋根 | 800,000円~1,500,000円 |
床 | 70,000円~300,000円 |
キッチン | 200,000円~1,500,000円 |
キッチンは蛇口交換だけで済む場合もあれば、配管などを全て取り換える場合もあり、相場の幅が広くなっています。
ゴミ屋敷の状態で長期間放置されている場合は費用が高くなりやすいため、気付いた時点で早急にリフォームの相談を進めましょう。
リフォームも行っているゴミ屋敷片付け業者を紹介!
ゴミ屋敷の片付けを行っている業者の中には、不用品回収のみを行う業者とリフォームやハウスクリーニングにも対応している業者が存在します。
最後に、リフォームの依頼も可能なおすすめゴミ屋敷片付け業者「リ・バスター」についてご紹介。
清掃~リフォーム・解体まで幅広く対応「リ・バスター」
料金目安 | |
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ゴミ屋敷清掃 | 要見積もり |
遺品整理 | 要見積もり |
特殊清掃 | 要見積もり |
リフォーム | 要見積もり |
受付時間 | 24時間受付 |
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対応地域 | 東京 / 千葉 / 神奈川 / 埼玉 / 群馬 / 栃木 |
サービス内容 | 不用品回収 / ゴミ屋敷清掃 / 遺品整理 / 生前整理 / 引越し片付け / 家屋のリフォーム・解体 |
TEL | 0120-914-350 |
リ・バスターのアピールポイント
リ・バスターは、リフォーム・原状回復工事はもちろん、遺品整理・生前整理などにも対応しています。急に家族が亡くなってしまい、何をすれば良いか分からないという方は一度相談してみると良いでしょう。最短即日から作業を依頼できるため、部屋の引き渡しや売却が決まっている場合でも安心です。
ゴミ屋敷を掃除・建て直しする場合のまとめ
ゴミ屋敷のリフォームは、ゴミの処分などを合わせて100万円を超えることも珍しくありません。
親族間で協力して予算を集め、周囲とトラブルになる前に対処することが大切です。
ゴミ屋敷の問題は長期化するほど解決が難しく、状態が悪化することで売却する際の価格も下がってしまいます。
相続を受けてから実家がゴミ屋敷化していることに気付いた場合は、早急に片付けやリフォームを検討しましょう。