2tトラックや4tトラックの積み放題サービスは、非常に多くの人気を集めている不用品回収プランです。一般の利用者はもちろん、荷物を詰める時間がないほどの切迫した引越しやゴミ屋敷の片付けに悩んでいる人などにおすすめです。
しかし、2t~4tのトラックはあまり馴染みのない人も多く、いったいどれくらいの量を積めるのかなかなかイメージがつきにくいですよね。
そこでこの記事では、2t~4tトラックの不用品回収サービスについて、積載量や料金目安などを詳しく解説します。
この記事は、次のような人におすすめです。
- 2t~4tトラックの積み放題プランのメリット・デメリットが気になる人
- 2t~4tトラックで処分できるゴミの量を知りたい人
- 2t~4tトラックの不用品回収の料金相場をチェックしたい人
2t~4tトラック積み放題のメリット・デメリット
早速、不用品回収業者の2t~4トントラック積み放題サービスを利用するメリットとデメリットをチェックしましょう。
メリット
不用品回収でトラックの積み放題を利用するメリットには、次のようなものがあります。
- 料金プランが分かりやすい
- ゴミの分別をしなくていい
- ゴミ屋敷の片付けも依頼できる
料金プランが分かりやすい
不用品回収業者にもよりますが、基本的にトラックの積み放題サービスは料金が一律なので分かりやすいメリットがあります。
優良な不用品回収業者であれば、家電や家具、ごみの回収にかかる処分費、人件費、車両費などの必要が積み放題プラン料金にまとめられていることが多いです。
口コミの評判や情報を参考に優良な不用品回収を選ぶと、追加料金を気にせずお得に不用品回収ができるのでおすすめです。
ゴミの分別をしなくていい
積み放題のプランに限ったことではありませんが、不用品回収業者を利用すれば部屋の中にあるゴミの分別をしなくてすみます。
分別方法や処分方法が分からないゴミや大型のタンス、ソファ、ベッドなどもまとめて回収を依頼できるので、非常に便利です。
引っ越し前に出張が続いて荷物をまとめる時間がない場合や作業負担が大きい場合などに、不用品回収業者に処分を依頼すればすぐに部屋が片付きます。
ゴミ屋敷の片付けも依頼できる
4tトラックほどの大きなトラックの積み放題サービスを利用する人のなかには、ゴミ屋敷の処分を依頼するケースも多いです。
そのため、4tトラックを用意しているような不用品回収業者は、ゴミ屋敷の片付けやハウスクリーニングまで対応してくれることも。長年にわたって溜め込んだゴミを4tトラックできちんと回収してくれるだけでなく、こびりついた汚れも綺麗にしてもらえます。
ただし、すべての不用品回収業者がハウスクリーニングに対応しているわけではありません。一般的な不用品回収ではなく、ゴミ屋敷の片付けを依頼する場合はあらかじめ業者に相談して対応してもらうことをおすすめします。
デメリット
2t~4tトラックの積み放題サービスを利用するときのデメリットとしては、次のようなものがあります。
- 狭い住宅地に2トン~4トントラックが入れない
- 4tトラック積み放題の不用品回収プランが少ない
- 不用品回収業者が対応していないゴミある
- 作業後の料金調整ができない
狭い住宅地に2トン~4トントラックが入れない
これは特に4tトラックに多いことですが、住宅地にトラックが入っていけないことがあります。
4tトラックの大きさはメーカーによって多少異なるものの、基本的な車両の寸法は次の通りです。
- 全長:7.6m
- 全幅:2.2m
- 全高:2.68m
住宅地の道路の幅は約4mなので、場合によっては4tトラックが不用品回収をする場所まで到着できない可能性があるのです。
積み放題サービスの依頼場所の近くに4tトラックを停車できない場合は、荷物の運びおろしに追加料金がかかることが多いです。
こういった場合、2tトラックや1tトラックなど少し小さめのトラックを使って、複数回に分けて回収する方が費用を安く抑えられるケースもあります。
4tトラック積み放題の不用品回収プランが少ない
実は、4tトラックでの積み放題の処分サービスをしている業者は、あまり多くありません。
この理由として、先程の「住宅地などでは4tトラックでの不用品回収がしづらい」という点が挙げられます。また、一般的な家庭の不用品回収で4tトラックが必要になることも少ないです。
4tトラックの積み放題サービスの利用を考えていても、適切なプランが見つからないケースも珍しくありません。
不用品回収業者が対応していないゴミもある
なんでも回収してくれるイメージのある不用品回収業者ですが、実はいくつか回収できないものもあります。
不用品回収業者が処分・回収対応していないものの具体例は、次の通りです。
- 灯油
- ガソリン
- スプレー缶
- ガスボンベ
- 危険物 など
「2t~4tトラックの積み放題サービスならなんでも積める」と考えて回収業者に依頼する人がいますが、処分に制限がかかっているものもあるので、気を付けてください。
作業後の料金調整ができない
2t~4tトラックの積み放題サービスは定額料金なので、荷物を積み終わった後に料金プランを変更できないことがほとんど。いくらトラックの中がすき間だらけであっても、契約時の料金は必ず支払う必要があります。
事前にきちんと見積もりをしていれば防げる場合もありますが、予想以上に費用がかかることがあるので注意してください。
どれくらいの量を処分できる?
ここからは、気になるトラックの積載量について見てみましょう。
トラックの形状や屋根の有無によっても異なりますが、一般的な積載量の相場は下記のとおりです。参考として、多くの不用品回収業者が用意している1.5トンのトラックに関しても記載しています。
トラックの種類 | 不用品回収できる量 | 体積 |
---|---|---|
1.5tトラック | 1K~1LDK | 2.5㎥ |
2tトラック | 2DK~2LDK | 7.0㎥ |
4tトラック | 3DK~4DK | 300.0㎥ |
1.5tトラック
主に一人暮らし~二人暮しの引っ越しにおすすめ。
ベッド、布団、洗濯機、冷蔵庫、テーブル、椅子、ソファ、テレビなどをまとめて積める程度。
一人暮らしの場合は、1.5トンでは大きすぎる場合があるので、後述する軽トラックの積み放題プランを検討してみるのもおすすめです。
2tトラック
二人暮らし~マンション住まいのファミリーの不用品処分におすすめ。
ダブルベッド、布団、洗濯機、冷蔵庫、テーブル、椅子、ソファ、テレビ、食器棚など、一通りの生活家具・家電をまとめて積める程度。
4tトラック
3LDK~4DKのマンション・一軒家のファミリーの不用品処分におすすめ。ゴミ屋敷をまるまる片付ける際にも向いています。
家族で生活している一軒家にある家具・家電のほとんどすべてを積めるくらいの大きさです。
たくさんのゴミや家財の処分に困っている人は、2tトラック以上の不用品回収サービスの利用がおすすめです。
2t~4tトラック積み放題の不用品回収料金相場
不用品回収業者が提供する2t~4tトラックの積み放題サービスは、基本的には定額です。
しかし、不用品回収をするゴミの量や作業人数、作業場所などの条件によって、オプション料金が追加されることもあります。そのため、ホームページなどに記載されている料金はあくまで目安で、正確な費用は見積もり問い合わせをして確認しましょう。
一般的な費用相場としては、下記のような料金になっています。
トラックの種類 | 料金相場 | 作業人数・作業時間 |
---|---|---|
1.5t | 3万5,000円~ | 1人(約40分) |
2t | 5万円~ | 1人~2人(約40分) |
4tトラック | 10万円~ | 2人~3人(約60分) |
不用品回収業者が提供する2tトラックのパック料金は大体5万円、4tトラックの場合は10万円程度が最低料金です。
あくまでも目安なので、実際に利用する場合は業者に不用品の数や状況を伝えて、無料見積もりを取ることをおすすめします。
軽トラック積み放題との違い
不用品回収業者では、軽トラックの積み放題プランを用意しているところも多いです。
軽トラックの積み放題も、一定の料金で積めるだけ積めるという点は同じ。違いは、トラックに積める不用品の量です。
業者によっても軽トラックのサイズが異なりますが、一般的に一人暮らしの1R~1Kの引っ越しなどの際は軽トラックで十分対応できるケースがほとんどです。
具体的な例を挙げると、一人暮らし用の小さな冷蔵庫、洗濯機、テーブルと椅子、ベッド、マットレスや布団、小さめの本棚などであれば、まとめて積むことが可能。
料金相場は、だいたい15,000円~25,000円ほど。ただし、こちらもあくまで目安なので、きちんと業者に確認して見積もりを出してもらいましょう。
軽トラックの不用品回収について詳しく知りたい方は、こちらの関連記事がおすすめです。
定額プランで不用品回収依頼をする際の注意点
2t~4tトラックの積み放題などのプランで不用品回収を依頼する場合は、次のようなポイントに気を付けることをおすすめします。
- 不用品回収に出すゴミをきちんと確認してもらう
- 見積もり時と料金が変わるケースもある
- 積載量の質量と容量は違うことを理解する
不用品回収に出すゴミをきちんと確認してもらう
不用品回収の処分作業が始まる前に、依頼するものを作業員に必ず確認してもらいましょう。
事前に家具や家電、ゴミの量をチェックしてもらわないと、後からサービスの料金が上がってトラブルになることがあります。
「面倒だから回収物の確認はいらない」と考える人がいるかもしれませんが、大きな問題に発展させないためにもきちんと対応することをおすすめします。
見積もり時と料金が変わるケースもある
事前に無料見積もりをしていても、回収時の状況によっては料金が変わることがあります。
例えば、不用品回収する家具や家電に変更があったり、道路工事などで依頼場所に4tトラックを搬入できなかったりする場合は回収費用が上がる可能性があります。
不用品回収前に見積もりを出してもらうことは大切ですが、あくまでも目安の費用であることを忘れないでください。
積載量の質量と容量は違うことを理解する
「4tトラックならゴミをたくさん積める」と考える人がいるかもしれません。しかし、4tトラックの積載量の質量と容量は違うのでよく確認することが大切です。
「4t」とは重さを表す単位なので、4tトラックで不用品回収できるゴミの量は4tということになります。
しかし、トラックの積載量には重さの制限があるので、4tトラックだからと言って4トンぎりぎりまでの大量の不用品回収ができるわけではないため注意してください。
まとめ:不用品回収はゴミの量に合わせてプランを選ぼう
トラックの積み放題プランは不用品回収サービスの中でも人気を集めていますが、ゴミの量に合った料金プランを選ぶことが大切です。
今回紹介した内容を参考に、不用品回収業者のサイトをよく確認したり、無料見積もりをしたりして適切なプランで依頼することをおすすめします。
膨大な量の家具や家電、ゴミが部屋に部屋にある場合は、不用品回収業者の2t~4tトラックの積み放題サービスを利用してみてくださいね。