最近は新居にクローゼットが備え付けられていることも多く、引越しをきっかけにタンスが不要になるケースが増えています。
古いタンスを処分する際は、各自治体の粗大ゴミ収集サービスまたは不用品回収業者を利用するのが一般的です。
ここでは、タンスを処分する主な方法と流れ、費用相場などを解説しています。
買取査定を依頼する場合のポイントなども紹介しているので、なるべく安くタンスを処分したいとお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
大きすぎるものは不用品回収業者へ依頼がおすすめ
いらなくなったタンスを処分するには、不用品回収業者と自治体の回収サービスの2つの処分方法があります。
しかし、自治体によっては回収できる粗大ゴミのサイズに上限が設けられていることがあるため、不便なことも。例えば「30cm以上・200cm以下」と指定されている場合、200cmを超えるサイズのタンスは回収してもらえません。
大型のタンスは運搬作業も大変なので、自治体の利用が難しい場合は不用品回収業者の利用がおすすめです。また不用品回収業者には以下のようなメリットもあります。
- 他の不用品と合わせて処分できる
- 事業ゴミの処分にも対応している業者が多い
- 最短即日から希望に合わせて調整してもらえる
- 解体処理や搬出作業を任せられる
タンス回収費用の相場
不用品回収業者にタンスのみの回収を依頼した場合、費用相場は8,000円~10,000円程度です。
多くの不用品回収業者では、単品回収だけでなくトラック積み放題などもパックプランが用意されています。引っ越しや遺品整理などで大量の不用品を処分したい場合はこちらを利用するとお得です。
この他、買い替えにともなう処分の場合は新しいタンスを購入した店舗に引き取りを依頼する方法もあります。
下取りで料金が安くなる可能性もありますが、古いタンスの場合は3,000円~6,000円程度の引き取り料金がかかると考えておきましょう。
買取・リサイクルを依頼する際のコツ
不用品回収業者の中にはタンスの出張買取に対応しているところもあります。
ブランド品のタンスや購入後間もなくタンスなどは比較的買取してもらいやすいため、廃棄する前に査定へ出してみるのもおすすめ。
少しでも買取価格を上げたい場合は、以下の点を意識してみてください。
- あらかじめ傷や汚れが目立たないよう掃除する
- 保証書など付属品がある場合は合わせて準備する
婚礼家具など代々使われてきたようなタンスは値段が付かない場合も多いですが、アンティークものであれば可能性はゼロではありません。
無料査定に対応している不用品回収業者も多いので、まずは見積もりをとってみることをおすすめします。
自治体でタンスを処分する方法
自治体を利用する場合、タンスなどの大型家具は粗大ゴミとして処分する必要があります。
ここでは東京都世田谷区を例にして、タンスの処分を依頼する場合の流れと費用相場を詳しく見ていきましょう。
戸別収集でタンスを処分する場合
粗大ゴミの定義は自治体ごとに異なりますが、東京都世田谷区の場合は「一辺の長さが30cmを超えるもの」と定められています。
30cm以下の大きさに解体した場合でも粗大ゴミ扱いとなるため、誤って可燃ゴミなどに出さないよう注意しましょう。
東京都世田谷区で戸別収集による不用品回収を依頼する場合の流れは以下の通りです。世田谷区に限らず、他の市区町村でもだいたい同じような依頼手順になるので、参考にしてみてください。
- インターネット・電話・FAXから、地域で指定されている回収センターに収集依頼
- センターから収集日・料金の案内を受ける
- 「有料ごみ処理券取扱所」の表示がある店舗で必要額のシールを購入
- 収集日の朝8時までに指定の場所へごみを運び出す
粗大ゴミの収集日にタンスを出しておくだけでは回収してもらえません。必ず事前に受付センターに申し込みを行い、指示に沿ってタンスの処分を行いましょう。
東京都世田谷区におけるタンスの処分料金は以下の通りです。
タンスのサイズ | 収集料金 |
---|---|
最大辺およびその次に長い 辺の合計=140cm以下 |
400円 |
最大辺およびその次に長い 辺の合計 =140cm超・200cm以下 |
800円 |
最大辺およびその次に長い 辺の合計 =200cm超・270cm以下 |
1,200円 |
最大辺およびその次に長い 辺の合計=270cm超 |
2,000円 |
持ち込みでタンスを処分する場合
東京都世田谷区では、持ち込みによる不用品回収にも対応しています。こちらも事前の申し込みが必要となり、大まかな流れは以下の通りです。
- インターネット・電話・FAXにて収集依頼
- センターから持込日・料金の案内を受ける
- 「有料ごみ処理券取扱所」の表示がある店舗で必要額のシールを購入
- 指定日に本人または同一世帯の方が持ち込みを行う(本人確認書類が必要)
持ち込みの場合は戸別収集の半額ほどの料金でタンスを処分してもらうことができます。
自分で解体や運び出しができる場合、料金の安い持ち込みでの処分がおすすめです。
タンスを自治体・不用品回収で処分する方法まとめ
- 自治体を利用する際はあらかじめ受付センターに申し込みが必要
- サイズの大きいタンスは不用品回収業者への依頼が便利
- アンティーク家具や新しいタンスは買取してもらえる可能性も
タンスは家具の中でも重さがあり、自分で運び出しを行うのが難しい家具の1つと言えます。
不用品回収業者なら部屋からの搬出もお願いできるので、一人暮らしの女性や高齢者の方にもおすすめです。
タンスの処分でお悩みの場合はぜひ不用品回収業者の利用を検討してみてくださいね。