「どこから手を付ければいいか分からない」ほど散らかった部屋を「汚部屋」と呼びます。仕事などで忙しく、しっかり部屋の掃除をする時間がない人の中には、「気が付いたら汚部屋になっていた」という人もいるでしょう。
そこで今回は、「汚部屋をどこから片付ければいいのか」という疑問を解決します。汚部屋を片付ける方法や綺麗な状態を維持するコツも併せて紹介します。
この記事は、次のような人におすすめの内容です。
- 汚部屋をどこから片付ければいいか分からない人
- どこから片付ければいいから分からない汚部屋の掃除方法が知りたい人
- 自分だけでは汚部屋の掃除ができない人
どこから片付ければいいか分からない汚部屋のデメリット
どこから掃除すればいいか分からないほどの汚部屋から脱出しない限り、これから紹介するデメリットを抱えながら暮らしていくことになります。
モノが失くなりやすい
汚部屋は洋服やおもちゃなどのものが至るところに散らかっているため、必要なモノを失くしやすくなります。すでに持っているのに汚部屋でものを見つけられず、何度も同じものを購入するケースもあります。
こうなると、どんどん汚部屋にものがあふれていく悪循環に陥るので注意が必要です。
急な引越しに対応できない
必要なものと不要なものが整理されていないため、引っ越しの荷造りを始める前に仕分けをしなければいけません。そのため、なかなか荷造りが進まず、自分だけでは急な引っ越しの準備が終わらない可能性があります。
また、どこから片付ければいいか分からないほどに汚部屋が汚れていると、大家さんや管理会社から修繕費用を請求されることもあります。
ゴミ屋敷化することもある
どこから片付ければいいか分からないほどの汚部屋になると、ゴミ屋敷になってしまいます。
ゴミ屋敷とは、部屋の中かがモノやゴミで溢れている状態のことです。長期にわたってゴミを部屋の中に放置していると、害虫が繁殖します。害虫がゴミ屋敷で増殖すると、虫の糞や死骸が原因となってアレルギーや喘息などの病気を発症する可能性があるので注意が必要です。
掃除のやる気が出ない
綺麗な部屋でも「掃除をしたくない」と思うことはめずらしくないでしょう。しかし、汚部屋のようにたくさんのものが溢れていると、余計に掃除をする気が起こりません。
どこから片付ければいいか分からない汚部屋を綺麗にするまでの道のりが長いため、誰でも片付けのやる気を失ってしまいます。
汚部屋を片付けると得られるメリットがある
どこから片付けるべきか分からない汚部屋を掃除した場合のメリットを紹介します。
ものがどこにあるかすぐに分かる
どこから片付ければいいか分からない汚部屋のものをきちんと整理整頓すれば、必要なものをすぐに取り出せます。
ものを探すことに費やす時間がなくなるのは、汚部屋を掃除する大きなメリットのひとつでしょう。
同じものを複数買うことがなくなる
どこから手を付けるべきか分からない汚部屋を掃除してものをきちんと収納すれば、同じものを何度も買うことがなくなります。
お金を無駄にせずにすみますし、不要なものが部屋に溜まる心配もいりません。
気持ち良く生活できる
時間をかけて汚部屋を掃除すれば、生活が豊かになります。どこから掃除すべきか分からない汚部屋を見て不快な気持ちになったり、精神的な負担を感じたりする必要がありません。
部屋が綺麗になれば、キッチンに立っておいしい料理を作ったり、お風呂でリラックスをしたりなどして気持ちよく生活できます。
必見!どこから掃除すればいいか分からない人のための片付け方
汚部屋に住む人の中には、「何から手を付けたらいいか分からない」という人もいるでしょう。
こうした人におすすめの汚部屋を片付ける基本的な手順を紹介します。
どこから片付ければいいか分からない汚部屋でも、掃除に難しいテクニックは必要ありません。誰でも簡単に汚部屋の掃除ができるようになるので、しっかり内容をチェックしましょう。
ステップ①基本的な掃除用具を準備する
どこから掃除をすればいいかわからない汚部屋を片付ける場合は、まず、掃除に必要な道具を準備することから作業が始まります。
汚部屋の中に掃除用具があってすぐ見つかりそうなら、掃除を始める前に確保しておきましょう。
汚部屋から掃除用具をどこからも見つけ出せそうにない場合やそもそも掃除用具を持っていない場合は、ホームセンターやドラッグストアなどで基本的な掃除用具を購入しましょう。
どこから片付ければいいか分からない汚部屋の掃除に必要な基本的な掃除用具は、次の通りです。
- ゴミ袋
- マスク
- 手袋(軍手)
- ぞうきん
- 殺虫スプレー
- 掃除機
- ブラシ
ステップ②いるものといらないものを分別する
汚部屋を占領しているモノの仕分けを進めていきます。必要なものと不要なものとにどんどん分けていきましょう。
「ものが多すぎてどこから仕分けをすればいいか分からない」という人は、サイズが大きなものから分別していきましょう。小さなものから進めるよりも汚部屋が片付く過程がわかりやすいので、掃除のモチベーションに繋がります。
ステップ③ゴミをゴミ袋にまとめる
不要なものをゴミ袋にまとめましょう。事前に、自治体のゴミ回収日や捨て方のルールを調べておくと作業がスムーズに進みます。
どこから片付ければいいかわからない汚部屋から出るゴミが非常に多くなる場合もめずらしくありません。こうした場合は、自宅近くのゴミ収集場所ではなく、ゴミ回収センターに直接持っていく方法もあります。
ステップ④部屋全体の掃除をする
汚部屋からゴミを除去できたら、掃除機やぞうきんを使って部屋全体の掃除をしましょう。普段生活するスペースだけでなく、キッチンやトイレ、お風呂などの水回りの掃除も徹底することが大切です。
収納スペースも忘れずに掃除をしましょう。このとき、「どこからモノを取り出せれば便利か」を考えながら作業することがポイントです。
ステップ⑤洋服やものを収納する
汚部屋の掃除が完了したら、今後の生活に必要なものを収納していきます。収納時のポイントは、取り出しやすいところにものを片付けることです。頻繁に使うものを収納スペースの奥にしまっておくと、取り出すのに時間がかかります。
だんだんと収納場所にものをしまわなくなっていくので、どこから片付ければいいか分からない汚部屋に逆戻りする可能性があります。
「どこからものを取り出せれば便利に生活できるか」を考えて、ものをしまうことが大切です。
プロの清掃業者に汚部屋の掃除をお願いするのもアリ
汚部屋の掃除の手順をチェックしても、「状況がひどすぎてどこから始めればいいか見当もつかない」という人は、プロに片付けてもらうといいでしょう。
どこから片付ければいいいか分からない程の汚部屋でも、プロの清掃業者ならあっという間に片付けてくれます。清掃業者や汚部屋の状況にもよりますが、最短即日で作業が完了します。
ただし、清掃業者に依頼すると自分で掃除をするよりもお金がかかります。しかし、時間や手間をかけずに綺麗な部屋が手に入るのは、清掃業者を利用する大きなメリットと言えるでしょう。
プロの清掃業者を利用した場合の料金は、汚部屋の大きさによって異なりますが、清掃業者の多くは無料で見積もりを出してくれます。
どこから片付ければいいかわからない汚部屋の掃除にかかる具体的な料金が知りたい場合は、清掃業者に問い合わせて確認しましょう。
部屋を綺麗に維持するコツ
どこから手を付けるべきか判断できないほどの汚部屋の掃除をした後は、二度と同じ状態に戻らないように綺麗な状態を維持しましょう。
汚部屋にならないためのコツを4つ紹介するので、それぞれの内容をチェックして活かしてください。
細目に簡単な掃除をする
どこから片付ければいいかわからない汚部屋への逆戻りを防ぐためには、毎日簡単な掃除をすることがポイントです。とはいえ、仕事などでなかなか掃除の時間が取れないという人もいるでしょう。
こうした場合は、掃除の頻度を2日に1回、3日に1回と空けて調整するのがおすすめです。
ゴミがよく出る場所にゴミ箱を置く
「ゴミがどこから出るのか」を考えて、適切な位置にゴミ箱を置くと部屋が散らかりづらくなります。ゴミをゴミ箱に入れれば、ゴミ袋にまとめるのにかかる時間が減ります。
ゴミ収集日にスムーズにゴミを出せるので、汚部屋になりづらくなるのがこのコツの大きなポイントです。
新しいものを買ったら古いものを捨てる
新しいものを買うと、当然ですが部屋の中にものが増えます。ものが増えていくと収納スペースがいっぱいになり、生活スペースにものが溢れることがあるので注意が必要です。
新しいものを買ったら古いものを捨てるというルールを設定して整理をすると、どこから掃除すればいいか分からないほどの状態にはなりません。
ものの置き場所を固定する
どこから手を付ければいいか分からないほどの汚部屋を作り出す人の中には、ものの定位置を決めていない人がいます。
部屋の中にある一つ一つのものに固定の置き場所を作ると、片付けがしやすくなるので試してみましょう。
まとめ
一度汚部屋になると、どこから手を付ければいいのか分からなくなります。部屋が綺麗になるまでの道のりが長いため、なかなか部屋の片付けをする気が起きないでしょう。
しかし、いつまでも汚部屋を片付けないと、今回紹介したデメリットを売ると感じながら生きていくことになります。
どこから部屋を掃除すればいいかわからない人は、今回解説した掃除の手順を参考に片付けを進めてみましょう。どうしても自分で汚部屋の掃除ができない場合は、プロの清掃業者に依頼して汚部屋から脱出するのも一つの方法です。