悪質な業者が行う詐欺・トラブル例

不用品回収の基礎知識

違法な不用品回収業者の詐欺の手口とは?トラブルを未然に防ぐ方法を紹介
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不用品回収業者は、自宅にある家具や家電などの不用品を回収してくれる業者です。

電話やインターネットでの無料見積もりや高額な買い取りに対応してくれる優良な不用品回収業者もありますが、違法な営業をする業者がもいるので注意が必要です。

そこで今回は、違法営業をする不用品回収業者の詐欺に関する情報を紹介します。 詐欺の具体的な手口やトラブルにならないためのコツを中心にチェックしていきましょう。

この記事は、次のような人におすすめの内容です。

  • 不用品回収業者の詐欺の手口が気になる人
  • 不用品回収の利用を検討している人
  • 不用品回収業者の詐欺に遭わない方法が知りたい人

危険!不用品回収業者の詐欺・ぼったくりの手口

違法な営業をする不用品回収業者が行う詐欺の手口の種類をいくつか紹介します。

あらかじめ詐欺の手口をチェックしておくことで、不用品回収業者とのトラブルを未然に防止できる可能性が高まります。

料金を前払いしたのに予約日に来ない

不用品回収にかかる料金を作業前に払うように案内して、予約日に業者が来ないトラブルが頻発しています。特に、引っ越しなどで不用品回収サービスを利用する場合にとても迷惑な詐欺でしょう。

事前の無料見積もりで、5万円~10万円程度の前払金を請求して作業をしない悪質な詐欺が横行しているため十分注意が必要です。

無料と言っていたのに料金を請求される

廃品回収車に不用品を載せる前は無料だと案内され、載せた後に料金を請求される手口の詐欺です。回収を断っても、「もうトラックに積んだ(作業をした)」と言われるケースが確認されています。

急に自宅に訪問したり、電話をかけてきたりして「無料で不用品回収できるから」とサービスを押し売りされる場合も多いので注意が必要です。

いるものも勝手に回収される

不用品回収を依頼したものだけでなく、生活に必要なものも知らない間に回収されたというトラブルも後を絶ちません。勝手に回収したものを転売される可能性もあります。

詐欺業者に作業を中断するように言っても、無視して無理やり回収するケースもあります。

そもそも詐欺に手を染める不用品回収業者を家に入れないように、十分に注意しなければこの被害を防ぐのは難しいでしょう。

詐欺に遭った場合のリスク

違法営業をする不用品回収業者の詐欺に遭った場合のリスクは、金銭的な負担を強いられるだけではありません。

最悪の場合、違法なサービスを展開する不用品回収業者の代わりに利用者が処罰されるトラブルもあるので注意が必要です。

不当に高額な料金を請求される

違法な営業をする不用品回収業者の詐欺の中で一番多いトラブルです。

こうした手口の詐欺があると分かっていても、悪質な業者からの不当な料金を請求されたときに詐欺だと気付かなかったり、断りづらくてお金を支払ってしまったりしてトラブルになるケースが確認されています。

特に、高齢者は悪質は不用品回収業者の詐欺の対象にされることが多いので注意が必要です。

回収したものが不法投棄される

回収した家電や家具、ゴミなどが不法投棄される可能性もあります。

違法営業をする不用品回収業者の詐欺に遭ったとは言え、処分の依頼先を間違えると間接的に環境を破壊することになります。

利用者が処罰される可能性もある

不用品回収したものが不法投棄されると、家電のシリアルナンバーなどから所有者が割り出される場合があります。

最悪の場合、詐欺行為をした不用品回収業者に変わって刑事罰を受ける可能性があるので注意が必要です。

不用品回収業者の詐欺を避けるためのポイント

残念ながら、違法な営業をする廃品回収業者は存在します。

トラブルに未然を防ぐためには、利用者が詐欺に遭わないように注意することが大切です。不用品回収業者を利用する前に、悪徳な詐欺被害に遭わないためのポイントをチェックしておくだけで危険性を最小限に抑えられます。

法人として営業しているかをチェックする

不要なものの回収の依頼を検討している不用品回収業者が法人であれば、安心してサービスを利用できます。

なぜなら、法人として会社を営業するためには、代表者の氏名や住所などの情報を公開することが義務付けられているからです。

個人で営業している不用品回収業者だから詐欺をしているというわけではありませんが、法人だと社会的な信用度が高くなるのは事実です。

ホームページに詳しい情報が載っている

詐欺などの違法行為をしない不用品回収業者は、自社のホームページに詳しい情報を記載しています。

違法営業をする業者は代表者氏名や電話番号などの詳細な情報を公表せずに、不用品回収・処分を行っているケースが多いです。

不用品回収業者を利用する場合は、事前にネットで会社名を検索すると安心です。

資格や免許を持っているか確認する

不用品回収サービスを提供するためには、次のような資格や免許を持っている必要があります。

  • 古物商許可
  • 一般廃棄物収集運搬業・免許
  • 産業廃棄物収集運搬業・免許

不用品回収業者のホームページなどに所持している資格や免許についての記載があることが多いので、依頼前に確認することをおすすめします。

ただし、不用品回収業者だからと言って、上記すべての免許の資格を持っているわけではありません。例えば、不要品の買取りサービスを提供するためには古物商許可が必要ですが、引き取りだけであれば必要ないです。

とは言え、詐欺行為をせずに正当な運営をしている不用品回収業者は、何らかの資格や免許を持っていることは覚えておきましょう。

クレジットカード払いに対応する業者を選ぶ

不用品回収業者がクレジットカード払いに対応するためには、カード会社の審査に通る必要があります。

そのため、支払い方法としてクレジットカードの利用が可能な不用品回収業者は信用度が高いと判断できるのです。

カード会社は、利用者に代わって不用品回収業者に支払いをします。仮に、利用者が不用品回収業者の詐欺に遭った場合、カード会社が不用品回収業者に代わって利用者にお金を返金しなければいけない可能性があります。

そのため、カード会社はクレジットカード支払いに対応する会社を慎重に審査するのです。

廃品回収業車で巡回する業者は避ける

廃品回収業者や軽トラックなどで町を巡回して不用品を回収する業者は、詐欺をする違法な会社である可能性が高いです。

違法な詐欺をせずに正当な営業をしている不用品回収業者はこうした営業方法をしなくても、自社サイトなどで集客ができます。また、廃品回収業者による不用品回収は足がつきづらい特徴もあります。

したがって、軽トラックに乗って拡声器でアナウンスしながら回収をしている不用品回収業者は違法営業をする業者の可能性が高いと言えるのです。

「無料回収」を謳う業者には依頼しない

拡声器のアナウンスやチラシ、電話などで、無料回収を謳っている不用品回収業者への依頼は避けましょう。無料でテレビや冷蔵庫などの不用品を回収すれば、そもそもビジネスになりません。

無料回収を謳う業者ではなく、他の不用品回収業者やリサイクルショップに不要品を手渡せば、有料で買取してもらえる可能性もあります。本当は市場価値があるものを無料で回収するのも違法な詐欺なので、被害に遭わないように注意しましょう。

悪徳な不用品回収業者の被害に遭ったときの対処法

注意をしていたにもかかわらず、違法営業をする不用品回収業者の詐欺被害に遭った場合は適切な対処法を取る必要があります。

不用品回収業者のサービスを利用するときは、万が一に備えて詐欺被害に遭った場合の対処法をきちんとチェックしておきましょう。

警察に通報する

警察によっては違法な詐欺を証明する証拠がないと積極的に動いてくれない場合もありますが、電話をかけても邪険にされることはないです。

違法営業をする不用品回収業者が詐欺の集団組織の可能性もあるので、情報として警察に通報しておきましょう。

詐欺被害の相談は消費生活センターに

消費生活センターは、詐欺などの消費生活に関わる相談や苦情、トラブルを聞いてくれる組織です。公正な立場で詐欺の処理をしてくれるので、不用品回収業者の詐欺被害に遭った場合に連絡をするのに適しています。

消費生活センターは全国各地にありますが、近隣の消費生活相談窓口が分からない場合は、局番なしで「188」に電話をかけましょう。詐欺被害の相談先を教えてもらえます。

まとめ

不用品回収業者の中には、詐欺行為をしたり、回収したものを不法投棄したりなど悪質な業者がいます。詐欺などのトラブルに遭わないためには、今回紹介した手口を覚えておくことが大切です。

不用品回収業者を利用するときは、ネットで利用者の口コミや評判をチェックしましょう。ぼったくられたような内容が記載されている場合は、利用を避けることをおすすめします。

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