自宅にたくさんの家具や家電、ゴミなどの不要品がある場合は、不用品回収業者に処分を依頼すると便利です。自分で作業をしなくてすむので、引越しの片付けを急いでしたい人にもおすすめです。
ただし、不用品回収業者を利用する場合は、事前に無料の見積もりをしてもらう必要があります。
今回は、不用品回収業者の見積もりに関する情報を分かりやすく紹介します。見積もり時の注意点や依頼の手順も併せてチェックしていきましょう。
この記事は、次のような人におすすめの内容です。
- 不用品回収業者への見積もりを考えている人
- 不用品回収の見積り時の注意点をチェックしたい人
- 不要品回収に出したいものがある人
複数の不用品回収業者で見積もりをするのがおすすめ
不用品回収業者に家具や家電、ゴミの処分を依頼するなら、複数社で見積もりを出してもらうことをおすすめします。
急な引っ越しなどで片付けにかけられる時間が少ない場合は、仕方ありません。しかし、時間に余裕があるなら複数社の不用品回収業者で見積もりをした方がメリットを感じられます。
複数の業者で見積もりをする場合のメリット
1つの不用品回収業者ではなく、いくつかの業者で見積書の作成を依頼するメリットを3つ紹介します。
費用相場が分かる
複数の不用品回収業者で見積もりをすると、不用品処分にかかる料金のだいたいの相場が分かります。仮に、悪質な業者に高額な見積もりを出されても、処理にかかる料金の相場が分かっていれば不当な業者であることに気付けます。
不用品回収業者の多くが無料見積もりをしているので、「家具や家電がたくさんあってどれくらいの料金がかかるか知りたい」という人でも気軽に相談できるのがポイントです。
自分に合った料金プランが分かる
初めて不用品回収業者を利用する人は特に、どの料金プランを選べばいいか分からないでしょう。不要品の家具や家電、ゴミの量に合ったトラックの大きさを選んだり、不用品回収業者ごとに違う料金プランを選択したりしなければいけません。
複数社の不用品回収業者で見積もりをしてもらえば、さまざまな料金プランの比較ができます。そのため、初めて不用品回収業者を利用する人でも、自分に合った料金プランが分かりやすくなります。
不用品回収業者によって得意な作業が異なるので、見積もり時は担当者にいろいろ聞いてみるのも1つの方法です。
利用料金が安くなることがある
複数の不用品回収業者で見積もりをしていることを担当者に伝えると、価格を安くしてくれることがあります。裏技のような方法ですが、他社への依頼を検討していることを証明するために見積書を出します。
不用品回収業者も契約がほしいので、ダメ元で他社の見積書を出すと料金がお得になるかもしれません。
見積りをするときの注意点
不用品回収業者に見積もりを依頼する前に、チェックしておきたい注意点を3つ紹介します。いずれも簡単な注意点なので、この機会にしっかり目を通しておきましょう。
悪質な不用品回収業者には依頼しない
残念ながら不用品回収業者の中には、悪質な営業をしているところもあります。悪質な営業とは、不用品回収した家具や家電、ゴミを不法投棄したり、本来買取りできるものを無料で回収したりなどがあります。
複数の不用品回収業者に見積もりを依頼すれば、悪質な業者であることに気付けるでしょう。しかし、最初に見積もりを依頼したところが悪質な業者だと、半強制的に契約をさせられる危険性があります。
不用品回収業者に見積もりを依頼する場合は、あらかじめネットなどで利用者の口コミをチェックすることをおすすめします。不用品回収業者の名前で検索しても評判が出てこないときは、一度検討し直してみましょう。先に別の不用品回収業者に見積もりをお願いするなどの方法を考えることをおすすめします。
見積書の内容をきちんとチェックする
不用品回収業者に見積もりを出してもらったら、細かい内容をしっかり確認しましょう。料金に目が行きやすいですが、内訳をチェックして他社の料金プランと比較することが大切です。
不用品回収業者や利用するプランによって内訳の料金は異なりますが、交通費やつり上げ運搬費、出張費などの項目があります。不用品回収業者によってはこうした費用が無料のところもあるので、あらかじめ確認しておくと安心です。
見積書によく分からない料金が記載されている場合は、遠慮なく担当者に聞いて大丈夫です。むしろ「見積もりのときに、気になることや不安なことを解消する」という意気込みで臨むといいでしょう。
回収するものをすべて見せる
不用品回収業者に見積もりを依頼するときは、処分をお願いする家具や家電、ゴミをすべて見せましょう。電話やメールなどで見積もりをする場合は、できるだけ回収する不要品の個数や大きさなどの情報を細かく伝えることが大切です。
見積もりのときに回収するものを不用品回収業者に見せておかないと、作業が終わってから追加料金を請求されることがあります。後から金額が変更にならないように注意が必要です。
見積もりが終わってから新たに不要品が出てきた場合は、その都度不用品回収業者に相談することをおすすめします。
不用品回収業者に見積りを依頼する手順
それではここからは、不用品回収業者に見積もりを依頼したい場合の手順を紹介します。
手順①不要品処分に出す家具・家電を集める
まずは、自宅にある不要品をすべて1か所に集めましょう。洋服などの細かなものを不用品回収業者に渡す場合は、ダンボールやビニール袋などをうまく使ってまとめるのがおすすめです。
不用品回収に出す家具や家電、ゴミをまとめることで、どのようなプランを利用するべきかが分かりやすくなります。不用品回収業者の回収車両は軽トラックや2tトラックなどの種類があるので、処分する物品の量で利用する料金プランが異なります。
見積もりの担当者が回収品をチェックしやすいように、配慮しながら整理してみましょう。
手順②メールや電話で問い合わせる
続いて、メールや電話などで不用品回収業者にサービスの問い合わせをします。業者によっては、LINEなどのチャットツールで簡単に見積もり依頼ができることがあります。
一度にまとめて問い合わせをしても、1社の見積もりが終わってから次の業者に相談してもどちらの方法でも構いません。
手順③無料見積もりをしてもらう
実際に、不用品回収業者の担当者に見積もりをしてもらいます。見積もりの方法は業者によって異なりますが、「メールや電話などで見積もりをする方法」と「実際に現地(申込者の自宅など)に担当者が行って見積もりをする方法」の2種類に大きく分けられます。
メール・電話の見積もりの場合
メールや電話などで不用品回収業者に見積もりをしてもらう場合は、スマホなどで不用品回収に出す家具や家電、ゴミの写真を撮影して共有するのが一般的です。回収するものが少ししかない場合は、電話で担当者に相談するだけで見積もりが終わることもあります。
次に紹介する訪問見積もりよりも、比較的時間に融通が利くメリットがあります。仕事などで家を空けることが多い人におすすめの見積もり方法です。
訪問見積もりの場合
自宅などの現地に不用品回収業者の担当者が来て、その場で見積もりをするケースもあります。日程を調整する手間はかかりますが、実際に担当者が目で見て判断してくれるので、電話やメールよりも安心感を持てる方法と言えるでしょう。
作業時の経路などもチェックできるので、当日、追加料金がかかる可能性も最小限に抑えられます。
手順④見積書を確認して依頼する
不用品回収業者が見積もり書を発行してくれるので、記載事項にきちんと目を通しましょう。先に説明した通り回収費用の総額だけでなく、内訳料金もチェックすることが大切です。
なお、見積もり書を作ってもらった不用品回収業者とは必ずしも契約しなくても大丈夫です。見積書はあくまでも見積もりなので、他社と比較した上で自分が納得できる不用品回収業者と契約しましょう。
見積もり書を作成してくれた不用品回収業者に対しては、「時間を置いて検討してみます」などと伝えるといいでしょう。
一括見積もりサイトを使う方法もある
「自分に合う不用品回収業者を1つ1つ探すのは面倒」という人には、一括見積もりサイトの利用をおすすめします。
一括見積もりサイトとは、その名の通り、いろいろな不用品回収業者の料金プランを一括で検索できるサイトです。無料で見積もり依頼できるところが多いので、引っ越しなどで時間がない人や業者選びが億劫な人は、ぜひ一括見積もりサイトを利用してみてください。
安くて早い不用品回収業者が見つかるもしれません。
まとめ
不用品回収業者のサービスを利用するときは、あらかじめ見積もり書を作ってもらうことが大切です。片付ける時間に余裕があるなら、複数の不用品回収業者に見積もりをしてもらうといいでしょう。
いくつかの業者の料金プランを比較しながら、自分に合った不用品回収業者と契約することをおすすめします。